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ヒルクライム大台ヶ原

9/10に行われたヒルクライム大台ヶ原のレポートと直近のレース予定です。
レースに出始めてから1年、そう初レースが2016年の大台ヶ原だったのでちょうど1年。自分がどれだけ成長できたかを確かめる目的でレースに出てきました。結果的には、多少は成長してるかなといった感じでありました。端的に言えば、もっと成長できるように頑張りますという、そんな内容です。

レース前の話
乗鞍の終わりから3日後、細菌感染による腸炎になり、40度の高熱で5日ほどダウン。毎日、病院で抗生剤の点滴をもらうほど弱っていた。たぶん、寒暖差に対応できなくて免疫系が弱り、細菌感染パターン。そのおかげで体重も66kgから62kgへ、4日で4kg痩せる。おもいっきり、けいはんなのレースと被せてダウンしていたため泣く泣くDNS。心肺機能もかなり落ちており、ローラーで普段ならゼーハー言わない強度でゼーハー。控えめにいっても本調子ではない状態でした。それでも大台ヶ原は待ってくれないので、なんとかローラーをレース前日土曜日まで継続。体重は62kgで維持しつつ体脂肪率は9.1%(家庭用なので真実ではないと思うけど普段11%とかなのでいい感じ)とフィジカル面は今年で1番良い感じになりました。この時は、調子が良くないながらもあわよくば80分切り行けるのではと淡い期待をしてました。幻想でしたね。レース前日の試走で完全に打ち砕かれました。激坂区間の終わりである辻堂分岐まで結構ガッツリ試走する。分岐までで1時間10分かかっており、絶望。ちなみに80分ペースだと分岐までで55分がおそらくタイムリミット。なのでいかに絶望的なタイムかがお分かり頂けるかと。レース効果で多少パワーでるのと集団走行を加味しても15分短縮は無理。心肺機能がガタ落ちしているため、出力上がらない。ここで、目標を大幅に下方修正。せめて、去年のタイムである1時間32分43秒を切る事を目標に。去年のタイムと同程度では切りが悪いので90分切りを目標にしました。去年の練習量は月間500〜1000kmくらい乗っていました。今年は月間約1300kmでかつ登り多めで練習していたので明らかに練習量は増えています。多少調子崩したとはいえ、去年よりは最低でも超えたいと思っていました。
去年は宿に泊まったけれど、少しでも節約と思い今年は、車中泊。夜が意外にも暑くて寝れず、だけど朝はめちゃくちゃ冷え込んでいた。直前のアップは荷物を6時くらいに預け、ちょっとレースコースを10分くらい軽く走って終了。全く心拍は上がらず。というか、最初の平坦区間でアップになるだろうと思ってたので真面目にやらずです。

機材とポジションの変更
去年と機材面では、スプロケが最大32tだったのが28tに変更した。ほんとは、32tにしようと思っていたんだけど直前に自分でスプロケ交換したらディレーラーが干渉して断念。お知り合いのショップ店員に聞いたりして、直せそうだったのですが、時間かかりそうだったのと、masabowさんとつるみんさんが28tでOKと言ってくれたので28tにしました。結果的に、1番の激坂区間も60rpm程度で回せていたので問題なかったかなーと。アドバイスありがとうです。
ホイールが、完成車に着いてたsyncrosのホイールからspeed40cへとホイール面での進化がかなりあるが、私が鈍感なのであまりホイールの違いを感じた事がない。。。持った感じは確実に軽くなってるけど。カタログ値だと300gくらい軽かったはず。
前日の試走で、激坂区間で踏めない感覚があり当日ぶっつけ本番だけどサドルを1.5cmほど前にした。ポジション変更前は斜度がキツくて体重をペダルに乗せれていない感じで、普段使わない筋肉を使って上死点を通過させている感覚があった。レース当日にアグレッシブな変更だけど、激坂区間でも踏める感覚だったので結果的には間違いではなかったかなと。ただペダリング効率についてはあまり向上しなかったです。激坂区間の中でも特に勾配がキツい12.3%の3km区間を抽出すると変更前が215w 63% 51rpmで変更後が238w 64% 58rpm。ほとんど向上していない。ペダリング効率は出力増えると増加傾向にあるのとケイデンス下がると増加傾向にあるので単純比較がしづらいです。ただ少なくともポジション変更によって効率が劇的に向上している感じではなさそう。でも、感覚的にはポジション変更によるマイナス面は今のところ感じないのでとりあえずこのままで。

レースレポート
ヒルクライム大台ヶ原_d0361725_08191822.jpg
第4グループスタート。
平坦区間は集団走行。るんるん気分で誰かの後ろに着き楽に走る。途中、中切れが起きるも積極的には埋めず(というか埋めるほどの実力もなくが正しい)誰かの後ろで徹底的に楽をするスタイル。激坂スタート地点までは気分良くいい感じで入る事ができた。タイムも他力本願だけど、19分12秒と去年のタイム20分44秒よりも1分32秒更新。そして課題の激坂区間。激坂スタートから分岐までのタイムは40分24秒で去年の41分22秒より58秒更新。激坂区間長い割にあまり更新できず。激坂区間をstravaのタイムで細かく見ていくと、前半の3km 8.6%の区間は、15分05秒で4.19倍。去年は、stravaにログないけどおそらく15分37秒。激坂中盤の3km 12.3%の区間は18分47秒で3.85倍。去年は18分52秒なのでほとんど更新してない。タレタレ。最後の激坂後半の1.4km 7%の区間は6分17秒で3.87倍。去年は6分38秒なのでちょびっと更新。急勾配が全く成長していなくて悲しい。
勝負はドライブウェイですよ。なんとか辻堂分岐まで59分36秒という絶妙なタイムで入る事に成功。なんとか90分切りは行けるペース。ドライブウェイは28分52秒で去年の30分39秒よりも1分47秒更新。ドライブウェイは、脚が合う人おらずでほぼ単走。最終的には1時間28分30秒で4分13秒ほど更新できました。stravaと公式リザルトからタイムを持ってきてるので各区間の更新タイム足すと完走タイムと微妙にズレるけど、だいたいあってるので気にしない。
パワーデータ。
ヒルクライム大台ヶ原_d0361725_09560447.jpg
体重が65kgで計算されてるので、前日の体重62kgで計算すると、3.92倍。
パワーは分かりやすく右肩下がりでした。
激坂スタートまでの20分が262w、171bpm、84rpm。
激坂区間の40分が、246w、181bpm、64rpm。
ドライブウェイの30分が226w、174bpm、74rpm。
大台ヶ原のコースレイアウトで私くらいの平凡な人間がタイムを縮める事を最大目標に掲げると、前半の平坦区間は集団走行によるタイム削減効果が大きい。なので今回、前半は集団走行で前に出ない事に徹した。
単純なヒルクライムであれば一定出力が最も効率良いはずだけれども平坦区間があるので、こういう、せこい作戦になってしまう。去年よりもタイム短縮してるのは作戦のおかげか笑。いや、去年は最初の平坦とドライブウェイも集団の力を利用できたのでそんなことはないと思いたい。
前日の試走のタイムからすれば上出来なんだけど、1年間練習してきてこの程度の成長かと思う気持ちも正直ある。ただ、登れるようになるためにやれる事はまだまだたくさんあるので、そんなに落胆はしていない。ただ、目標に向かってやるだけ。来年は大幅に更新するぞー!!!

今後のレース予定とか
下山中、偶然一緒になった今年のヒルクライムは入賞もしくは優勝しかとっていない絶好調のうめぴょんくんと1時間ほど今後のレースやら練習の方向性やらいろいろ話しました。モチベーションあがりました。ありがとう。
脚質の違いと言ってしまったらそれまでだけど、ヒトそれぞれ得意な分野は違う。得意な分野を伸ばすのは重要だと思うけど、今はあえて苦手な分野である登りのトレーニングをしている。登りのあるレースでも速く走れるようになりたいから。結局はホビーレースだし、プロのように限界まで肉体を追い詰める事もない。なのでホビーレベルであれば多少の脚質の違いはあれど、練習でなんとかなるレベルではないかと思っている。だからこそ、苦手意識のある登りもなんとかなると思うし、練習しなくてはなーと思う。ヒルクライムはパワーウェイトレイショがものいう世界なので軽さが正義。でも、平地も早く走りたいのでパワーも必要。理想は、もう少し減量しつつパワーもつける!!
大台ヶ原は終わったけどまだまだこれから平坦系のレースも予定しているので、気持ちを切らさずに調子を上げていこう。減量するモチベを高めるためにもヒルクライムも入れてみた。レースにでるからには、当然勝ちたいんだけど現実はそんなに甘くはない。特にヒルクライムなんて全く勝てるイメージがわかない。ただ勝てないからといってレースに出る意味がないとは思わない。私がレースにでる目的は、自分の実力が今どの位置にいるのか把握して勝つための距離感を掴む事とレース効果で普段より力が出せるので最高のトレーニングになる事、過去の自分に比べどの程度成長しているかでトレーニングの方向性が間違っていないかを確認する事かなーと思っております。なので近場で開催するレースは積極的に出場したい。レースに出るだけ強くなれると信じて。

10/8 東近江クリテ 2hエンデューロ

11/3 奈良7 ヒルクライムラリー

11/23 鈴鹿エンデューロ チーム

12/16 堺浜クリテ エリート&エンデューロ

1/8 鈴鹿ウィンターエンデューロ3h

2/3 堺浜クリテ エリート&エンデューロ

2/24 堺浜クリテ エリート&エンデューロ

3/17 堺浜クリテ エリート&エンデューロ

3/31 堺浜クリテ エリート&エンデュー


最後にいつも、レースに付き添ってくれる奥様には感謝です。自転車ばっかりでろくなもんでないけど、今のところ続けさせてもらえてる。とてもありがたい。



by rhcold | 2017-09-13 06:32 | レース